カラーホール

個人の中に無数にある様々な意識。
共鳴し拡張していく意識。それはいとも容易く痛みすら悦びも飲み込み無意識に等しいほど加速し顕微鏡とコマ送りの再生のように拡張していく、そして飽和。この飽和という状態で人は人であるという凡個性的である普遍性に身を委ね、平和を受け入れる。
反発する意識は身も心も削ぐように流れ星の速さと輝きを生み、人が孤独であるという証明をする、流れ星は光を持ち続け地球の小さな規模を越え宇宙の中を走り続ける。人々の祈りと儚さだけが持ちうる美しさと共に。
そして無意識…
静寂の中に迷いこみ感情という一時的な荒波の悪魔に出会うか、神様に出会うのか、風化した世界に住む天使に出会うのか、もう一人の自分に出会うのかもしれん。