2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

キーン

言葉の世界にただいま。しばらく離れていました。遠くから宙に浮かべたような言葉の空で飛ぶことはしなかった。ふわりふわりと飛んで行く言葉たちを眺めていました私は。この私はという言葉、それが羽根なのです。 KEANEのUNDER THE IRON SEAの曲に羽根を手…

大人の算数

1+1=2は訳あり、当たり前だが訳あり。 1+1=0は終わりは始まり。 1+1=1は幸せな瞬間。 1+1=3はおめでたい。 人生の中でその答えは当たり前だが手にしがたい出来事のなかで変わり続ける。大切なのは変わることを受け入れることだ。変わることを受…

カラーホール

個人の中に無数にある様々な意識。 共鳴し拡張していく意識。それはいとも容易く痛みすら悦びも飲み込み無意識に等しいほど加速し顕微鏡とコマ送りの再生のように拡張していく、そして飽和。この飽和という状態で人は人であるという凡個性的である普遍性に身…

さっきまで

さっきまでそこに誰かいた。わかる?それは人生も歴史も何億の年月も、宇宙の一瞬の温かな瞬間なんだよ。消えてまたふわっと浮かび上がる記憶の穏やかな波を。 あなたの涙が海に小さな波紋を生み、遠くの無人島の小さくて静かな砂浜の星貝を揺らすやさしい波…

美人

美人は汚いものを知っているんだろうか、というくだらない疑問。果てしなく自由に近く透き通るような感覚をもった手が生み出すもの。とてもしなやかで強い誰も触れられないその羽根。ふきかけられる言葉は簡潔に絶対的な意味をもっている。 心まで美人という…

山で風になびく木々の揺れる音。大地の生命、木は動かないというのはきっと嘘。 大地が生きているから風が生まれ森を動かす。 大地は全てが繋がっている。人間が身を任せ、祈り、感謝する時、やさしい大地の恩恵が実るだろう。 人間が背くのなら大地と切り放…

ロウソク

太陽の光、それは絶対的な光の力。 全てを闇に変えるほどの光、あの見上げた青い空も太陽と同じ四角い世界におさめれば黒い闇。 焼き尽された世界に残るのは灰も残らぬほど黒い世界。 闇…。

サル

生まれ育った夏が夏の感覚というものをカラダに染みを残していて、全ての夏はその夏の感覚に由来している。 故郷の夏とお別れする時、それがその年の夏との別れ。 たとえ南国の太陽が体を熱らせても、夕立の嵐が去り、蒸し返すような熱を置き去っても、それ…

黒い羽根

影がないのである、たしかにその男は色濃く存在しているのだが影がないのだ。そこにたしかに太陽の存在すら適度な光の存在があるのにも関わらず影がない。 誰かが踏み潰してしまったのだろうか、彼の虚無に満ちた笑顔は底抜けに明るく、まるで肉眼では見えな…

ヒトツブのヒカリ

パチパチと手を叩く、祝福の音がしばらく続く、歓喜の涙が溶けるような熱さで、乾き切った砂地に滴り落ちた。 夏の一日を線香花火が祝福した。終っていく日をその火花に込めて。 夏が眠ると夢を見るようで、今、その夢に浸る。空を游ぐ魂は旅に出る、ただた…

ラセン

前をまっすぐ向いて、まっすぐにまっすぐにそんな線向き合えば、簡単に奥底まで繋がっていく線、見えてしまう全て。 空を突き抜けて、惑星も貫通して、それでもまっすぐに。時をいとも簡単に抜けて。決して交わらない二本の線。 ラセンだったなら、遺伝子と…

おめでとう

おめでとう、小学、中学と共に過ごし、中学の頃は青臭い恋愛の話もよくした。そんなあんたが結婚するなんて、知らせの電話、その頃、夢を見てた、共に過ごした友人の夢を。彼も空の上から祝福してるはず。空の上の太陽、あるサッカー選手がいってました。 太…

K

風に乗って、音速、光速、拘束も法則も道徳すらも超えて、まだこんな時間、夏なのに、皮膚外は真空、外気は冬より澄んでいて産まれたての氷のベイビーの心が、たらり、さらりと融解していく。 真空にココナッツと椰子の実が投げ捨てられ、小さな世界での生と…

ぷつりと糸が切れた。ギアがほろりと、からんと落ちた。スローモーション、ファストプレイ、映像が早送りで巻き戻されていく、自転車んのホイールに曖昧な過去が巻き込まれていく。 今を今を今を…。 ポップなソーダみたいに、産まれて死んで逝く、顕微鏡でみ…

夏米死

コンビニのおにぎりって冷たい、サンドウィッチも死んでる、ふっくらしてても死んでる。いくらレンジで温めても冷たい。死んでる。 今食べたいご飯がある。 玄米に、バターの香りのするとろとろの卵を載せて、その上にソースのように、少しだけカレーみたい…

I've got a feeling

気付けばボブマーリーって終戦の年に産まれた人なの。あの強く優しい音楽はボブマーリーなんだろう。スピリツュアルな人。愛され続ける理由は彼が生きた理由。 一人が抱えた痛みは、それを癒そうとした行いは、やがて多くの人々と共鳴した。

涼虫

夏の夜、蝉の騒がしさも去り、ぼんやりと干上がった、陽炎は空を覆い、月と星がゆらゆらと夜の夢を誘う。 夜が来ると夏が終わる悲しみの片鱗が脳裏を横切り、夏の焼けた太陽に影を落とし、反復し遠のいていく虫の声。 暑苦しい唄が、そっと切なくなる。 期待…

Season in the sun

Goodbye to you my trusted friend We ve known each other since we Were nine or ten Together we ve climbed hills and trees Learned of love and abc s Skinned our hearts and Skinned our kneesGoodbye my friend it s hard to die When all the bird…

エリエリレマサバクタニに寄せて

そこに音楽が、いや音と言うものが存在した限り、記憶は呼び起こされる。 絶望は澄んだ心に死の影を忍ばせる。逃げるほどに肥大化する影。悲しみは音楽を欲する。共鳴する音に、飢えた影が喰らい付く。満たされるまで影は首を絞め付ける。 ノイズと狂喜が絶…

no name

名前 それはその人の存在を表すもの。でも名前は唯一無二ではない悲しいことに。 でもそれはきっと失われた人を埋める救いであり、体がただの借り物にすぎないからであるが故なのかもしれない

閃光

情報は今、光の速さで行き交う。だからスグに消えてしまう。そんな速さで去っていく大切な記憶のいくつか。 あくまでそれは記憶なのだ、大切なのは記憶である、記録された情報ではない。記憶は時と共に変化や忘却に晒されているが、それを共有する人間とたし…

流れモノ

大河の前で蹲っていた。目の前を流れていくもの、雲は流れて消えていった。空の上のことなど終わりはわからない、既に終わってるかもしれない、空の上の事だから。上空を吹き抜ける風は鳥たちに未来を唄いかける。 全てを洗い流すような嵐の雨が流れて、穏や…

フジロックって

音楽があって、色々な愛もあって、考えたくもない、たしかにFUJIは素敵だけど、腐りそうさ頭が。決して自分の感覚を失ってはいけない。