すーっと

消えていく瞬間。吸い込まれるように消えていく。
意識までもが消えていく、耳を澄まし目を閉じ、世界と分離した果て、無。孤独ではなく、そこは温かい、無の中へ溶けだしていくと、それは全てと繋がる。時も越え、時間も体も意識も、全ての壁を失う時、すべてと繋がる。麻薬症状の果てによくあるという感覚。
わたしはたまにそこへ行きます。安心感が欲しいときに。