それはただ

それは意味をなさない。ただのクソ。吐き出されたもの、もう何も意味を成さない。
永遠にそうだ。
催眠術師が、指をパチンと鳴らせば、人間ではなく鳥だったと思うが飛べない、つまりそういうことだ。
パチンパチンパチン、どろりと意味を成さないものが溢れ出す。 手を伸ばせば届く距離の幻がパチン、ダンプの吐き出した有害の黒いガスに変わる。
この感覚…そうこれだ。このクソみたいな感覚。あたたかい、ぬるま湯のような緑の液体に沈む、ハニワがにこにこぷっかり水死体。表情などないハニワが笑う。 ナンシーのナイフに脅えてパロウズの銃口で額が焼ける。悲鳴をカットアップしたテクノが脳波を乱してる、リフレイン、ブレイキン、ブレイン、キリストの奇跡で、涙が血に変わる、夢の旅路は朽ちはててる歩くごとに、脆くなる地盤を立ち某けて、黒いコアに落ちるどころか燃え崩れる。灰がただゆらりと宙を舞って誰か平和惚けした二人が星屑と間違えて幸せそうに微笑む、アホか。
遊女と娼婦がノックしてる。