終わる

卒業した。
松本に引っ越した。
ある曲を聞いていたら、今立っている場所というのは紛れもなく、未来の欠片の上だということ。を思いついた。
濁った水の中を泳ぐということは大変でもあるし特別な理由がない限りしないことだ。ましてや泥沼を泳ぐということは計り知れない苦労を伴う。
かつてきれいだった湖のそこに見えたキラキラと輝いていたものは湖底にあるのではなく、水面に映った強い光だったのかもしれない。
ただもう戻れないと思った事に大切なものが死んだ。
フジロックで聞いた言葉を思い出した。
太陽の光は誰のもとにも降り注ぐから。
という言葉。そうであってほしい、ただ絶対にこの事が最後の救いとして存在していて欲しい。