吸う

帰らない言葉は積もる痛みとて語りかける。
届かない言葉だったのかもしれない。
自己への嘘。
本当のこと、私もあなたに言えてない。
明るく元気でやってるって振る舞っても、真実とは裏腹なんだから。
あなたに会いたい、大好きだから。愛してるってあなたに伝えられる男になりたいと。
こんな事、言うのがとても自分勝手で不安になる。とても大切な気持ちであり、誓いであるから。いい加減なことならいくらでも浮かぶし、言える。
鬼束ちひろの歌が心地良い。
彼女はきっと歌うとき、空気を吸った瞬間とても穏やかなんだろう。
歌い終える最後の一音はとても安らかな気分になってるんだろう。
そんな声が聞こえて、穏やかな気持ちになりました。
あなたがいないので必死に埋め合わせてるだけだから。
穏やかな暮らしなどできないのはわかるから。
ごめんね。好き放題で。
私はきっとあなたに再会できなければ、女達を恨むというのでしょうか、信じなくなる気がします。
何も望まなくなるのでしょう。ただの毛布として扱うだけ。まるであなたみたいに。
でもあなただから私は信じてる。
何か、俺、超女々しい。クソ。
プリズンガール読み終えた。あとがきにもあるんだけど、俺もクソって思った1人。
プリズンでもいいからあの人種のるつぼにまた飛び込みたくなる。
プリズンだから、期待しないもの。
それは俺も監獄にぶち込まれてる気分だよ。でも最後のような僅かな希望をもって必死になってきてる。
満月の夜。お互い脱獄しよう。