ここはアメリカなのかインドなのか

やっぱアメリカは狂ってる、なんていったら聞こえが悪いな(笑)お菓子ひとつとってみても、変わってるよな、世界各地には想像もつかないくらい変わったもんがいっぱいある、まぁその変わり者をシンプルにわかりやすく見せ付けてくれるのがこの国、アメリカだ。

俺はここへ辿りついた、もう乾いて暖かい大地はどこか、俺は雪をこえ、あの大きな命をおってここへたどり着いた、あの大きな命を家族へ渡し、大きな笑顔を見るために歩き続けた。あー家を建てよう、帰るべき暖かい場所。そう今日からここが俺の家。

俺は看板のおおげさな売り文句やら噂をきいたんだ、海の向こうに、金やら食べ物に溢れた場所があると。俺は今の生活が続くと思えない、海だろうがそこに繋がるのか、俺は流されて、独り、名前もない島で何かを待つのかもしれない。自由なのか死なのか。

奪った、手に入れた、破壊した、生んだ、生き延びた、再生、犠牲、偽善、どうせ長くはない。だからいいんだ、自由の限り、コウノトリが運び続ける。俺は変な夢をみたらしい、気持ち悪いくらいの夢が叶った景色、白黒の世界が七色に変わってる、すべてが七色、俺も侵される、ブリーチ液の中にはいりゃ、俺は王になれると、俺は顔すら失っちまったよ、顔を取り戻さなきゃ、だけど俺は白黒世界の乞食。ゴキブリの中じゃナイトだ、もう俺は誰を救おうが顔がなきゃ俺のことなんかみんな忘れちまう。この世界に顔のない人間なんぞ、どこにいるんだ?俺一人だけ?けど、顔がなきゃどれだけ珍しくても、みな忘れ去る。
みな七色の顔をして目が回る、すぐやつらの顔が変わっちまう、なんでだ?さっきは青、今は赤に黄色におまえら一体どこからきたんだ。俺は白と黒しかしらない。

これがおまえの夢の塊か、狂ってるなあぁあ狂ってる。どこからきてどこでお前の血が溢れ出して、オアシスを黒く染めた代償で乾き力尽きるのか。あー楽しみだ、おまえの狂った終わりのない夢の終わりだなぁ。狂い続けるのか、力尽きるのか、消えちまうのか果てに果てにこの糧は燃え尽きる。枯れ木に湾曲した柱に干上がった声が響く赤い空は灰色のため息で雨を飲み干す。あぁ熱い雫が肌に突き刺さって俺の血を飲みつくす、食い尽くす、俺は俺は空の無、空から降る闇に体を引き裂かれ粉々に・・・あぁ・・・意識だけ浮いてる。俺は生きてる生きてる、あぁ重い重い重い重い重い重い吐き出す息よりずっと。俺はずっと同じ場所にいるのに吐き出す息が煙になって上へ上へ上へ・・・俺から離れていいく俺は重い、沈む沈む俺はずっと同じ場所で、あぁ重い重い苦しい、吐かなきゃ俺は自分の毒が血を血を奪っていくのが見えるし、俺は吐き出すほどに重くなっていく、底へ底へ。

やっぱ書いてるうちに理性がなくなっていく。自分でも想像がつかないビジョンが沸いてくるから止まらない。言葉に共鳴して苦しくなる。

んーアメリカの食べ物ってなんであんなの無駄に派手な色がついてるか?もう虹色のミミズグミとかまぁ冗談だろうけど、なんだろうな。虹色って美しいものの象徴、調和とかある意味金よりずっとレベルの高い色だ。アメリカに自由や夢を求めた人々の肌の色、や憧れがあの奇妙なグミに象徴されてると思う。飢えから逃れた人々の望みは食べ物、あー腹いっぱいになるようなでかいもの食いたいなって思ったのが今のアメリカのボリュームだ。
この夢やら理想は様々な人種が集まったことで自由の名の下でもう手に負えない化け物みたく巨大化しちまった。俺らは飲み込まれちまうのかな?自由を食い尽くしたら次はもう人間しか食うものは残ってねぇだろうな。おうエイリアン達よ、警告する、人間の次はあんた達だぜ。