乾いた唇

here-there2005-09-11

はい、沖縄の修学旅行キャンセルです。もう5年も前なのか?4年?当時いっきに世界が揺れて動き始めていた、それでも今人類が滅亡していないのは、平和を願う人の力だろう。
俺も最近左翼、ヒッピーと呼ばれるほど、楽天的に平和を思う。せめてみんな理不尽な死がないくらいの平和は欲しい。
今日は黄泉がえりをみていたらやたら唇が乾いた。最後は涙で濡れた。乾いた唇はなんだか痛い。水は様々なものを繋ぐ、男と女の性器や唇、複雑な味を生み出すスープ、海とその生命、母と胎児、血として家族、涙は同じ悲しみをもつ人達を繋ぎ合わせる、水は砂漠の命を明日と繋ぐ、異国と異国をつなぐのもまた水、水商売が繋ぐ見ず知らずの男と女、汗まみれで戦った男達。水を媒介に個体と個体が繋がりあう。
火はまた逆に、水を空気へ返し、空へと、舞い上がった水は雨となり生まれ変わる。銃に着火したものなら、その瞬間、命は奪われる、灰になるほどに命を燃やす火。乾いて、火がつくほどの衝動、何かを壊しかねない。
涙はいいもんだ、火のついた発狂したような感情をやさしく静めてくれる、そして明るく先を見せてくれる。あの時ブッシュは泣いたのだろうか?あの時ついた火は非はいつ消えるのだろうか?悲しみが雨を生み、干上がった、灰の砂漠に命をもたらすことを願う。
生まれ変わる命。