しめった蔦

なんだか、未来に希望を持って生きるのはいいことだな、人間、完全になどなれやしないなんて、足りない分を未来で補うから、未来があるっていいことだ、ふとしたキッカケでその希望がなくなって、悲しんで嘆いて、まぁな人間アンハッピーな時ほど、幸せが何かよく見えちゃうしな、いいことだ、期待やら希望に幸せで満たされたせいで鈍った幸せセンサーがアンハッピーな時の方が、ちゃんと働くんだもん。
そんでさ、まぁ今周りでささやかでも、幸せを運んでくれるものがハッキリみえて、感謝できる、最悪なほど、今が見える、今ぽっかりあいた穴が見える、そこを埋めるものが未来にある。
過去を振りかえりゃそこには、しっかり昔のささやかな幸せ、感謝すべきもんがゴロゴロとね、そんで今の状況がハッキリ見えてくる、今、未来の為に何ができるかハッキリとそんで、遠くばっか見てた、未来に失望する前の視界を捨てて、足元みりゃそこには道がいっぱいだ、蟻の巣だって、地中深く、枝分かれしてさ、まぁ色々あるもんだ。
小さなもんも実は自分も小さくなりゃ見えるんだ、あんま背伸びする必要はねぇんだな、今ここにゃ色々あるからよ、踏み潰す前に今を見ろ。