ここ

here-there2005-10-09

Kurt Cobainの景色を見た、静かで、人などほとんどいねぇとこで緑の向こうに見える湖は遮られたりしてて、それでも緑に囲まれたベンチにはたくさんの言葉が書かれていた、とにかくあんな人気のない場所で、彼は孤独を見たんだろうか、それとも心の中の音に耳を澄ましていたんだろうか、まぁそんなんばっかじゃ疲れる、きっと何も考えず、あの静かな静かな音に揺れてたんだろうなぁ。
たしかに彼はもういない、ただそれでもベンチはそこにいるし、家もそこにある、時折誰かが訪ねてくる、花も誰かが添えていた。海沿いに売っているようなヒマワリが下向きに置かれていた。花はいつか消えるだろうけど、ベンチはそこにいる。
彼の愛した空気や景色、音と共にベンチはそこにいる。
緑、静寂、ベンチ、空、湖たったそれだけの場所に意味を持たせた彼。
クロコダイルカフェは噂のライブハウスで、グランジハウスって呼んでもいいんちゃうかなぁ?知らん。若い女のこの3ピースバンドは骨太なロックンロールでスリーターキニーを思いだした、しかし、ドラムが一番細身って・・・でも彼女のコーラスに、ドラムええ感じ、ある意味ドラムリフみたいな曲、泣きそうになった、今ここにいるって実感を押さえられず、泣きそうになった、ここにも彼はいた、彼の音が壁を揺らしていたんだろう、壁はまだあの声を覚えているのかな?数ある、毎日のように響く音を壁はどれだけ記憶してるんだろう?彼の残した音が今も世界中で響いているし生きている。
あの場にくる人々の中で生き続けてて時に飛び出してきて、散らばっていくんだろうなぁ世界中に。