明日のできごと

白と黒の融合は灰である。でもそれは結果である。老いぼれて干からびてのたれる死に雨風にさらされ、自由に羽ばたく鳥についばまれることである。
灰は記憶を残しているのだろうか?あなたの灰からどうあなたを思い出す?
炎の記憶、火の民、恐怖、死、破壊、消滅、怒り、それらを連想させるものに何故に安らぎを覚えるのでしょう?遠い記憶、遠い炎、温もり、あなたの作り出した手料理の香り。
それが記憶。
二人の奥に潜む狂気、命の炎、そう狂気。未来を焼き殺す炎。融合の果てに見る狂気。それはとてもとても恐ろしくやさしい、時間の溝を経て記憶となればトラウマもしくは温もりのようにやさしい。抱きしめることで壊れる。壊れるものが、そのもの全てなのか、壁のような殻なのか、そこに落ちた。
灰は体、心は魂。狂気に焼け落ちた体、それを見るのが、気が狂うほど恐ろしい。狂気に裸にされた心、それに触れるが、恐ろしい、触れられることも。
愛に生きる、キレイゴト、死の覚悟、まだ若い、価値は?ない、嘘、空虚、裏切り、未来?いらない。