別次元の光

here-there2006-07-15


夕日も朝焼けも鮮やかに、視界を埋め尽すように光を。時に夕日というものは昼の光より強い。終りが近付いて惜しくなる人々の祈りを受けて、視界を遮るほどの光。あの光だけが唯一別世界を照らし出してくれた、あの光も月へ行くだろう、そんな月へ行くような感覚で冷たいドアを開いたらそこは廃工場、たまにはドアの向こうが異世界であってほしい。時に感動の泥沼で溺れていたい。