流れモノ

here-there2006-08-05


大河の前で蹲っていた。目の前を流れていくもの、雲は流れて消えていった。空の上のことなど終わりはわからない、既に終わってるかもしれない、空の上の事だから。上空を吹き抜ける風は鳥たちに未来を唄いかける。
全てを洗い流すような嵐の雨が流れて、穏やかにとどまるように、河は流れ続けている、時のように。
河が濁り流れ去った、瞬間を爆発させたような記憶は海へと、切り放された記憶も流れ着くのは海。
断片になった記憶のパズルが海であなたと出会い、一枚の美しい絵を完成させる。不朽の美しさを持つ絵。脳裏に焼き付くような記憶よ、どうか朽ち果てぬように、元の絵におかえりなさい。