暮れゆく

夕日を眺めて思った。写真は上手くとれなくて残していないけど。夕日は夏が終わる頃からきれいだね。
夕日は一日の終わること、つまり終わっていくことの象徴だと思う。昼間の太陽は眩しい程に輝かしいが、夕日のように、やさしく暖かい光はやさしい。
きっと記憶だってそう、忘れる頃になってやさしく思い出す光景は、いつも側に寄り添ってくれる、でも終わった事だから、夕日の後に来る闇、夜を越えれば、また一日が始まる、太陽は変わらない、つまり光を与えてくれるものは変わらない、それは自分は変われないということと似てる、ただ時だけが過ぎて、周りだけが変わっていくような日々、自分という存在、相手が変わっても愛し方は変わらない、愛する相手が変わっても、愛し方はきっと変わらない。忘れていくものも離れていくものも、たしかにそれが存在していたというぬくもりと暖かさ、夕日を見る時ふと思い出す。