水時計

眠る前にゆらりゆらりと下降していく世界。
そこには時間がないかのように、体が呼吸とシンクロして動いているという感覚、呼吸の速さが時の流れ、それはまた血流と時間がシンクロしているのかもしれない。
星の空に流れた、ピアノやキーボード、あとエレクトロニカのような、透き通った音にクラシックみたいなバラードのメロディー。
時折浮かぶ絵も見覚えあれど、現実離れしている。
きっと短い間だけど、体も頭も洗われてたようにすっとベッドに横たわっていた。