空が鏡なら

空が鏡なら、あの青さは何を映す。
水、海に浮かぶ水、空気という河に流れる水が空へ流れて、時折曇る空は曇った心、そんな曇りもすぐに流れて消えてしまう空。
昔は皆、太陽を神様とて奉っていた、今じゃもうそう思うこともなく、太陽ではなく、作り出された時計を太陽と呼び、追いかけあって、世の中の物は意味を失い始めてる、意味を神を失っていく中、人間という意味すらも消えていく、意味と意味が呼応する世界でこそ、存在の意味は生きる。呼応する人間と人間、そして生を動かす。
そして空に映る色。