生まれた土地で夜空を見上げると、いつも星がいくつも輝いている。
星のない土地で暮らした事もあった。
手の届かない先に輝くもの。
それはとても美しい。
それが多いほどに世界は美しい、きらきらと世界が輝き出す。
東京の空から星を奪ったのは誰?
あぁきっと夢を掴んだ奴だ。そして一つまた一つと街の灯りが増えていく。
星のない夜と孤独にさまよう影。燃え尽きた太陽は月。ぼんやりと浮かぶだけ。
何か浮かび上がるとて眺めた月は、全てが尽きた廃墟。
月に立って、地球を眺める絶望。

Avrilのあんなにポップな新譜で、何故か泣きそうになる。
自分の不自由さが浮き彫りになるせいだ。
Please don't go away I need you right now.
こんなありふれた言葉、ただ、声に、声に震えた。