掃き溜め

凄く溜まってる。平静を装う生活からの綻びから溢れ出る気持ち。
今の仕事は、あれだ、相手を料理することだ。その気にさせる事だ。あぁあ、もっと早く言えば良いのに、基本でガチガチに固められると、自分が料理されてる。無理だな。
人間は視覚情報が半分以上であるゆえに、雰囲気だけなのだ。ほとんど、その場に必要な言葉を、その場に合った気持ちを込めて言うだけでいいのだ。それで相手が自分の思ったように動けば勝ち。
影響力と主導権、いい響き。俺は俺だから、俺の主導権だけは譲れねぇな。俺は俺でいれたら、他に何も望まない。
だから女は素で一緒にいれる女が良い。女はいつも俺に今を生きるという感覚を与えてくれるから好きだ。
放っておくと夢遊病者な人間ですから、目の覚めるような女が良い。
セックスはとても現実的なものだ、快楽があるからだ、快楽があれば瞬間ですら意味をもつのだ。人間、苦痛を紛らわせるため、過去と未来を思うのだ、耐えるとて、のたうち回るか、麻痺させるかの、今を殺す事でしか苦痛と付き合えないのである。
苦痛に耐えてこそなんて言葉、きれい事だクソ。快楽に逃げる?ちげぇよ、快楽を求めるという姿勢こそが人間の生きる姿だ。誰かの意思で生きるとか、死んだも同然。