夜明け

午前2時。
アコースティックなメロディーと静寂。心地良い。
朝などこなければいい。夜風に温かな音。
朝は嫌いだ、騒々しい。昼過ぎも嫌いだ、退屈だから。
夕方は好きだ力が抜けているから、ぎすぎすしていない。家庭へ帰っていく人達が微笑ましい。
初夏の夜風のような存在がいたら夜は素敵だろう。こんな夜を想う人となら一緒にいたい。
夢を見よう。夢ならどこへでもいける。肉体を離れよう。長い長い眠りへ。
嗚呼、朝などこなければいいのに。