見る必要なし

嘘はもういらない。
強さもやさしさも、気持ち悪い。
また灰色の朝が何日も続くのだ。
孤独と渇望、雨は降れども渇くばかりで、感覚を吸い尽くす。
死という報復に夢を抱きながら、せめて裏切ってはいけない人達のため生き延びるなんて、滑稽だよ。
狂ってしまっても何も変わりはしない。あなたは俺がひからびようがどうなろうが知る術をもっていないのだから。
消えない痛みを遺してやりたい。
私は、悪魔を愛した男。傷付きなどしない。
現実な世の中で起きる奇跡など私にとっては残酷なものばかり。
吐きそうだ。人間の想いなど捨ててしまいたい。誰も愛せない。そんな冷たい人間、いや悪魔の方が収まりがつく。
不信をもつということはとても生き辛いことだ。感情を押し殺すことも、焼け跡をただ一人、さまようように。
人間の脳みそはうまくできているんだ、トラウマはしまいこむように。
発狂さえ赦されぬ冷静と静寂。眠りが欲しいと願う。二度と朝などこない眠り。
あんなにも空虚で時間感覚を無くした日などない。夜は訪れ去っていく。
どうか夜よ永遠となれ。朝などこなくていい。鼓動が静寂とかせばいい。
空虚の真実を永遠とするためには孤独な死が必要だ。
老いてしまう。こうしているまにも老いていく、ゆっくりといつ訪れるのかわからない死に向かって。
俺が癌になっても俺は生きたいと思えないだろう。嗚呼なんて不道徳なんだろう。
生きたいと願う瞬間に、叶わない望みを抱くのだろう。こんな不道徳な人間は。
愛したい、幸せにしたいとこんなくだらない想いに溺れた私は低能の屑、どうせなら、そんな低能な想いだけでおまえを絞め殺したい。
憎むことなく、殺したい。そんな崇高な事を行えど不幸は募る。
嫌だよ。
逃げるもの去るもの。
ああああああ
本当に欲しいものは手に入らない。
俺の運命っていかれてるよな。残酷な言葉はおまえからききたい。
屑に俺を傷つけることはできやしない。
引き裂けよ引き裂けよ。引き裂かれた黒い塊は、何の影響も受けず、しなやかに、染みを広げて、俺の心を侵す犯す。

おまえとセックスだけして。幸せな顔をして寝てるおまえの横で、睡眠薬をオーバーに飲み込んでやりたい。
お前に背を向けて、俺は頭に銃弾を貫かせてやりたい。
俺はやさしくなんかねぇ。ただ黒いどろぬまで花を育てているだけ。
引きずり込んでやりたいよ。この泥沼の暗い空間へ。いつでもウェルカムだ。
奪うだけ奪って。
俺はあの街が大嫌いだ。クソ。何もいい思い出などない。
最後の希望すら断ち切られてしまったんだから。アーク素。
老人みたいだ。
寂しいよ。長生きなんてもう望みはしねぇよ。恵まれてるな、なんていいながら。心底共感しちまうぜ。
いくら吐いても軽くなることなどない。終わりが見えない。
キリがないよ。
アカルイ。
ね未来はアカルイ。
幻だって。
はい明るく振る舞いましょう。
死にたいなんてこといわずに。
幸せな顔をしましょう。
はい、いつでも笑顔で。
がんばりましょう。
赦されなかった愛。
おまえにやるよ。
好きにしろよ。
こんな意味のないもの。
器など俺にはないよ。
叩き割ってやった。
感受性が増すほどに嘘を必要としない。
俺は低能。
幼稚な戯言。
戯れ。
馬鹿なんだよ。
何もできねぇんだよ。
まただよ。
俺はこの終わりのない運命にいつまでもがき続けなきゃいけねぇんだ。
可能なら、あいつに命わけてやりたかったよ。
おまえこそ17でなんか死ぬべきじゃなかったんだよ。
クソ。