変化

変化っていうのは。
6月の終わりに、前の会社が潰れる寸前である女の人と出会い。惹かれ合いました。
何か似ているのか、感性が近くて。初めて会ったときは何せ上司のお気に入りのこだったので、出会った日はほとんど話してもなく手を退いていましたが、出会って二時間程で好きと言われ。
二度目に会ったときに向き合ってみると、直ぐに打ち解けてしまい、惹かれ合ったのです。
ただ俺はそれまで、キャバ遊びもしててもう止めようと思ってた時期、彼女も元彼と切れてなかったり、言い寄ってくる男が何人かいたりと、恋愛って契約に関して信頼はお互いになくて、不安があったのです。
結局、2人でちゃんとデートしたのが9月の頭。
花火を見に行って、手を繋いで歩いたり、何しろ、彼女と笑いの感性が凄く合ってて、俺もその時に気持ちが固まった。
俺も、その上司と修羅場になってたし、彼女に対して誠実であり、嘘は吐かず、気持ちに正直に向き合うと自分で決めていたので。
好きと言えなくて。
付き合うって関係ではなくも、惹かれ合ってた。だから失うのが恐くなってた。
この頃程、好きとか愛してるって言葉の重みを感じた日はありません。
大学の頃にアメリカンに愛してるって言って、傷つけて失った人がいるので。尚更。
で9月の末に彼女の誕生日を祝いに行き、ご飯食べて、カラオケした中でも確実に、彼女の存在が大きくなってきていて関係も良くなってきていること、安心感が芽生えていることを感じました。
が、ある男と遭遇してしまい。修羅場になってしまい。俺自身、何を信じていいのかわからなくなり…彼女も何も言えず、(他から聞いた何しろ彼女はその男と付き合おうかなんて話もしていたらしい、その様子は彼女も隠し切れてなかったんだけど)、おいおいマジかよこんな最悪の展開、実は会う前日に彼女が他人の顔をして消えてしまう夢を見ていたほど、この頃、関係が不確かだった。会ったときにはその不安が嘘みたいに安心できたんだけど。その修羅場で俺も彼女も混乱してしまって。
そして彼女の心が麻痺してしまい。吐き出す言葉も悲しいことが募る。
彼女も看護学校の忙しさも相まって、感情を殺すような毎日。
向き合えない毎日でした。
何しろ俺達の最後は、無言だったから。
向き合わなければ俺も気持ちが保てない。そんな想いの募る毎日。ブログに書いてたような感じです。
でも、少しずつだったけど、彼女のメールもポジティブになってきていて。俺のことを思い出してくれてたみたい、一緒に行った、花火やカラオケの思い出を二人してとても幸せな思い出として心に残っていたのが救いだった。
だから俺も、あんなに幸せで確かに繋がってるって感じれた彼女との関係。あんな終わり方はするわけないって確信になってきてた。
彼女のメールの言葉などから感覚的に、彼女の気持ちを想像する日々。彼女の痛みを感じるほどに、守るべきもの。存在を懸けるべき相手としての存在に変わりました。
そこに裏切られたとか、怒りの気持ちは不思議となかったです。
周りからはそんな女やめろよって何人にも止められましたが…。
彼女の事を思い返し、痛みを想い、感じるもので、凄く色々な角度から想像(妄想レベルで)
強ちハズレではなかったようです。
思い違いかもしれませんが、彼女は八方美人でちゃんと表も裏のある人で愛想良く振る舞うのが上手だけど、彼女が本気で言ってるのかとか、言葉の感情のレベルってのは手に取るように感じ取れるのです不思議と。声とかになると本当に分かりやすい。
波長の合う相手ってこういうものかもしれませんね。
で、俺の誕生日に修羅場直前の約束通り会うことはできなかったのですが。プレゼントを贈ってきてくれて。
その住所を、頼りに、俺も渡せなかったプレゼントを贈ったら。
彼女泣いて喜んでくれたみたい。ピンクサファイアの力なのか…。手紙とCDを添えて贈った。
その涙は彼女の罪悪感と俺の変わらない気持ちが伝わったせいらしい。
それで、何より、彼女の心に、会いたいって気持ちが膨れ上がったようで、数日後、深夜に何故か目が覚めた日があって、彼女からの電話が鳴り。
二ヶ月ぶりに聞いた声と会話はとても落ち着いた気持ちで進み、お互いの気持ちをおぼつかないですが少し伝えあって、昨日の再会に繋がったのです。
偶然目が覚めたのも、テレパシーみたいで嬉しかったし。
この会えない二ヶ月間はとても苦しいものでした、感情を殺すという手段や彼女の存在に背を向ける事でしか保てないなんて事は悲しくて。
でも乗り越えれたら、良い関係を作れるだろうって信じれた。
もしスムーズに物事が進んでいたら、こんなに感動するなんてことなかった。
世の中に不可能はないって大袈裟ですけど。
でも男と女の関係に限らないかもしれないですが、誰かを愛するってことはとても自分の存在を懸けるものだと感じました。
そりゃ嬉しくて楽しくて幸せもあります。
でも相手が悲しんだり、辛い思いをした時に、支えるには自己犠牲は欠かせない。愛してるって伝えるにも、自己犠牲が必要な時だってある。
もう、どうにかする。できることを全てやるってことは、存在を懸けることだって。
だから女を一人愛するって事は凄く一生懸命になることだなって。
そんな女やめちゃいなって事を言われながら、あぁそうか普通なら面倒だからやめるものなんだな。
でもこの状況を、もし乗り越えられたら…きっとドラマだし、夢みたいだし、よくみんなが言うような、理想のカップルみたいな関係になれるんじゃねぇかって。
乗り越えることで、過去も断ち切って、成長と変化も訪れるだろうって。失う恐さは募りますけど。
この先も完全にうまくいく保証なんてないけど。やっぱり、存在を懸け、変化を厭わず、いつだって必要あれば向き合い、思いやり、成長していかないといけない。
共に成長したい、成長していけると思える相手だから。
覚悟が必要だ。
相手のどんな面も受け止めること、そして向き合う強さも。
なんかまとまりきらないですが、詳しいことはこんな感じてした。
忙しくて彼女と会えない日も多いから、メールでもなく、日々の様子や言葉を伝える手段として彼女にFC2のブログを使うことにしたんです。
ここの内容はほら、彼女には言っちゃいけない事もあるし。
全てを知ることが正解じゃないし。
俺、思うんだ。俺が彼女に愛してるって言うことより、彼女が愛されてるって感じてもらう事の方がずっと大切。
それにここ二ヶ月間みたいに、不確かな相手の気持ちを予想するためにあらゆる角度から相手をみる作業。
想像という作業を通す事によって時に美化されたり、相手にとっても心の自由が生まれるし、相手と向き合う作業も増すので深まる気持ちもあると思うので。FC2の翻訳ってタイトルで書いてある事だけど。
で、別に大切な時は会って伝えあえばいいことだから。