空に浮かぶ時間

今日はそうだなぁ、人間関係における、過去の共有ってやつだ。
幼なじみがってのは切っても切れない腐れ縁ってのが基本だね、中には結婚しちまったりな。過去ってのはまぎれなく今の自分を構成してるもんだ。初対面においてやっぱり話題のひとつに過去があるだろ?過去をしれば、相手が結構見えてくる。今は一瞬のことであるし、未来は不確か、過去は事実であると。

ハッピーな思い出を共有してるやつらって楽しいよな。今はともかく、ハッピーな思い出ってのは人生がハッピーだってって証拠になる。あまり依存すると今や未来が色褪せちまう、それくらい過去は魅力的だ。
逆に悲惨な思い出や過去における失敗を共有してるやつらもいいよな。認めたくない位な過去を知っていても一緒にいてくれる、つまり受け入れてくれてるって事だ。過去の傷やらを受け入れて共に生きるってことができなきゃ、その場にい続けることもできやしない。

思い出を共有してるやつってのは人生の図書館であり鏡である。最悪だろうが最高の思い出でもそうなんだ。とまぁ大量の思いでも共有したやつが、ふとこの世から消えちまったら、人は自力でその思い出って財産を守りつづけなきゃならない、そりゃ破棄すんのも可能だけどな、やっぱ宝だそしてそいつの生きた証でもある。もし消えてしまってもやつらは記憶の中で生き続けてる。今まで出会った中でこの先二度と会わない人は何人いるんだろ?それでも心の中にいる、彼らはいつか現実に夢に会えるかもしれない。

そりゃ似た過去をもつ人間にあえば親近感を即座にもてる。嫌な過去があれば少し距離をおいてしまうが、それらを受け入れてしまおう、自分も相手も過去をみつめる力や受け入れる心の広さがなきゃ前にすすめん、過去に呪われちまうな。

そうそう不思議なんだよ、子供の頃はほんと感覚だけでコミュをとり、遊んでるからいいんだけど、年をとってアイデンティティみたいなのを持つと、やっぱ趣味が合う合わないってので、人間がタイプわけされちまうけど、そこで幼少の過去を共有してっと。やっぱどこか通じるものを持ってるって認識してる。憎めないんだよなキャラが逆でも。無いものねだりもお互いに働いたり、補い合いがあったりもすっけど。うん愛するなら相手の過去も受け入れなきゃ、なっそうだろ?

受け売りの言葉を使えば、傷は宝だ!傷に見えた過去は受け入れてみたら宝に変わるんだ。
これってすげぇグレート。いじめの過去はやさしさに変わりとかって具合にね。

なぜヤクザって社会からみたらダメとか否定される存在でありながら、組長はなぜにあんな尊敬される存在であり人間的にでかいかって?そりゃヤンキーってのはやっぱ過去に色々悪事を重ねてるし、傷もある、組長はそれを受け入れるでっかい器をもってるからな、拳やら暴力で否定を続け、相手を拒み続けてるうちは、ダメだ。痛みを消化し、受け入れるカラダになったらデッカクなれるぜ。少年よ大器を抱け。