土星人39人目

感覚が敏感になればなるほど、悲しくなって、嬉しくなって。
自殺に望むものは生の実感。生きていなきゃ死ぬことはできない。
今なぜここにいるのかって、そこにいたいから、何か喋る必要は・・・ない。
それともそこで存在を叫ぶのかって。まーそれもよし。

オアシスのアルバムのタイトルが真実を信じるなって意味だもんな、こりゃ傑作だ。
最高だな、もうその言葉から、皮肉やらリアルさを溢れるほど感じちまう。たまらんなーだからノエル好きだわ。真実なんて時にただの痛みだ、どれだけ正しくても自分を切り裂くような痛みだったり、自分がちぎれて張り裂けそうになるようなものだったり、真実は残酷で時に現実に対して意味をもたない。
真実なんて意味もないし、くだらないし、ただの言葉の塊。真実をいくら寄せ集めたってただのゴミの塊、あー脳内のゴミ処理場で忘れていっちまう。下手に火をつけてもやそうとすりゃ体の中で毒になるし、どっか記憶の奥に埋めちまったら核廃棄物から漏れる汚染みたく
体を命を侵していくしいつまでも首を締め付ける、ふと何かの拍子に掘り返した瞬間トラウマってやつに変わって混乱を招く。
いつか、俺らは気付くだろうに真実に恐竜の骨が時を経て、過去のヴィジョンを見せてくれるように、石油となって今の生活を幸せにしてくれるように。真実はゴミであり宝だ。リサイクルショップで、他人が捨てた意味のないものが自分にとってかけがえのないものに変わる日がくるように、真実は真実であり続けている、脳内の奥底で。
大丈夫だ、真実はゴミだが腐らない、本当のゴミが消えた時に残り続け、輝いているもの、それが真実である。
自分が全て焼き尽くされて灰が風に流されて、雨水に洗われ、ふと現れるから。真実はきっと待っている、真の意味を示すときを。