カーリーのカリー

丸一日誰にも会わない日も、ありといえばありである。
一人暮らしをすればこんな日はたまにあるもんだ、自分だけの時間を楽しむ。
とうことで鈴木いづみを読破。お香も焚いてみる。インド香なんてヒッピーみたい。
一つの結論に辿り着いた、活字離れはきっと、無理矢理書かされる読書感想文に責任があると、つまらない本を読んだ上に感想文など地獄だ。まさか幼心にこき下ろしてやろうなんて気にもならない、つまらないなりに、半ば嘘気味に感想文を書き上げる。
本は更につまらなくなる。間違いない活字離れは読書感想文に原因がある。
しかもそれを楽しみな夏休みの宿題なんてねぇ。
鈴木いづみで70年代の気分に誘われ、ちょっと鈴木いづみを理想に思ったり、ちょっと恋した気分だ。彼女の世の中の見方が好きだ。彼女の視界をかりて世界をみてみる、それもちょっと新鮮だ。結局他人になれないんだけど、他人ごっこみたく、誰かの見る世界はこうだろうと仮定して世界をみると、結構新世界だ。あんな感受性のある女ってのはいいねぇー。