バックファッカーズ

here-there2005-09-09

レッドブルに睡眠を食われた。寝不足で目覚める、9時過ぎ、日常生活の始まりシャワーをしこたま浴びる、アフロも気合いれて洗うが、シャンプーやリンスが切れそう。まぁそんな普段の日常もこの先は、変わる、近所のMが昨日炊いた米を握り、大量の荷物と共に訪れる。でっかいのは俺の仕事だなぁーっと思いつつ、ルーミーの親切に乗って、グレハンへ。グレハンで噂のライスボールを食う、やっぱ鮭の入った素は旨いね。MはSubWayのサンドも買う、なぜか辛い・・・最後まで食ってやっと原因がからしだったといことに気付いた。世の中に辛いものは溢れてる、食べなくても辛いものは多い。そこの辛口の君!端麗辛口は好かれる味だが、人間だったら嫌われるだろうに。
バスの中じゃ先ずは酒の話。最近久々に富乃宝山を日本からアンパンマンが持ちこんでくれたから飲めた。マジであいつはHEROだ、ちっちゃいHEROだ。とそんな芋焼酎産みの土地九州旅行の話に花が咲く、アジアなBARな話、蛙もワニも食える、こりゃ郷にしたがって食う、俺は世界の奴隷だ。久々に雨を見た、大地が洗われていく、晴れた心に水をさすどころか、心も洗われる。雨は必要だ。寝不足だから寝た。
シアトルで真っ先に向かう先はアジアタウンのヘアサロン、Mがずっと髪を切りたがってたから、俺も隣の店でメンノに待ちきれず、コミックをBECK20世紀少年買う。悪になるのは大変だ、正義になる方が楽だ(ケンヂ)感動。大人コミックにはリアルな希望と夢が詰まってる。大人になっても夢はあるから、支持されるんだろうな。あと素敵な思いでも。
問題はメンノの占いだ、完全に当たってる、そして俺の背中を押す。占いが当たるのは最近、星と生きること、いや宇宙と共存を表すのかもしれない。あとは運命を切り開く、侍魂でぶった切る!
亀ホステルへ行く、とりあえずなんとか一泊確保。荷物もおいてダウンタウンへ。今回は服を買うわけでもなく、海沿いの露店へ、活気に溢れてる、魚屋のおっさんの声は日本と一緒でフレッシュ&ピチピチである。なんだか工芸品やら民族ものやらが並ぶ。まずはちっちゃいプレートに絵を描いた物をみつけ、カート、ジミヘン、ボブのやつを買う、だって俺のHEROだもん。次は服だ、ポンチョみたいなのが気になって羽織ったらイケた。着たらアメ人があらーいいわね、それ!他の色はないの?彼はグッドモデルになってるわ!とか盛り上がり、あぁこりゃ譲れない、着こなしてやろうと半分意地で買った。次はアクセサリー、インディアンが売ってる、針金と糸だけで作ったネックレスは一目惚れ。職人だね、彼。裏側のほら彼女にかってあげなとかって、商売とお世辞だけの日本語で売ってくるのとは違う。彼はネックレスをまるで自分の子供のように袋につめ、なんだか昔から知り合いのような眼差しで渡してくれた。彼はなんか色々なものを思いださせてくれた、日本人がもってたやさしさや、男の孤独、誇り、印象的だった、忘れない。
伝説のワニカフェへ行く、下見だけど、ちょっと興奮した、シアトルのロックが爆発した場所、ロック歴の911グランドゼロだ。
Mの連れに、荷物を渡す、Mはオカンと明日から動くので、荷物を連れのとこへ預けた。旨い飯屋の情報を手に入れ、迷ったあげく辿り着く。もう俺は重い荷物と別れてウキウキ♪
25ドルの魚のグリルを食った、旨かったけどなぁー25ドルの価値はねぇな。それより周りの終始内股の男や、男か女かわからんおっさん、素敵な時間を過ごす老夫婦、無駄金をもってそうなアジア人やらなんかおもしろいものを見た。ある意味高いチップ。
とそのあと夕日を見に行く、海に沈む一瞬一瞬色を変える夕日を撮る、向こうは日本だなぁ。日本は日の陽る国だもんな。日本から出た太陽がアメリカで沈んでもここはまだゴールじゃない、先にあるのは闇みたいに見えない未来だが、暗いわけではない。世界だ。
ここでMと別れる、とりあえず、BARには入れんので、こりゃストリップへ一人行く。15ドルか入場は安いな。ブロンド美人が脱ぐ脱ぐ!20ドル稼ぐために何度もセクシーなねぇちゃんが踊らないかと誘ってくる。20ドルの踊り微妙だ、ジーンズの硬さも手伝って、ダイヤモンドカッターが我が身を切りつける、いくら彼女の柔らかい体が俺の上で踊っても切りつけられるだけだ、生き地獄、しかもさわれない、巨乳の意味はパフパフだけじゃ意味がない、ドラクエばりにがっかりだ。40ドルのVIPはといえば、たしかにいいけど、これも生き地獄。本気で気に入った子を指名して行くべきだ。それで満足して帰ろう。それにしてもヘンプのウォレットチェーンにインディアンから買ったネックレスは皆興味津々だったなぁ。
話し相手を探しにホステルのフリースペースへ、最初に喋ったのは、グランジファッションな、19の人、彼はなんだか人類学が専攻らしく、ちょっとおもしろいネタをもってた、OldRock'nRllが好きらしい。次はおっさんだ、ヒッピーみたいな風貌で手巻きタバコはなんとアメスピオーガニックと共感したら、福岡の話に始まり、有機栽培の話やらもう少し俺が英語喋れたら熱くなれたのに・・・。
部屋に帰り・・・また寝る前にレッドブルを飲んだ事を後悔しながら、買った本を外で読んでると、ストリップクラブでやたらチップがはずんでた男に遭遇・・・あれだけチップ払ってて、あぁやっぱ男って悲しいな、こういうとこに金かけて、ホテルは激安。正しいよ、うん彼は正しい、きっと1ドル札ばっかだったんだろうな、一度拒否られた瞬間を見たから。
まぁそうして一日目が過ぎた。