コツコツメン

here-there2005-09-14

神にすがるほど、豚骨ラーメンが食べたくて、いや旨いラーメンに飢えてて、ラーメンを乞うジャンキーと化したのです。ジャンキーになれば、半日煮込むことも苦痛ではなくなるのです。やっぱこっちじゃゲンコツは手に入らず、背骨の肉付き、あと首骨の肉付きを合計4パック買い、せっせと肉を切れるだけ切り落とした、時折血の塊が隙間からニョキっと。
次は下茹で軽く沸騰した中にぶち込む、血と臭み抜き。あとはひたすら煮込むのです、腹のグーグーと鍋のぐつぐつがコーラスを奏でる、コツコツと豚骨を煮込むのです。お好みで野菜もぶち込む、ニンニクにネギ、その他。
約15分に一度はかき混ぜる、じゃないと努力が泡となる、焦げ付く、でもおへそと背中はくっついてもいいから、焦げ付きは厳禁、食い付きは延期覚悟で。
まぁいつまでたっても強火で炊き続ける。お湯もたし続ける。まぁ結局当日に食うのは諦め二日目突入、眠いと危ないから。
もう我慢しきれず、妥協ではなく、満足した気で、スープを濾す、ひどいんだから、粉状になった肉片が。
味付けは、手抜きのめんつゆに塩で加減する、秘策の香油でニンニクを焦がす。
結果は間違いなく600円のちょっと売れそうな味のラーメン、これぞ今のハッポンの味。インスタントは三分の恥じ。
最近つくづくラーメン馬鹿になってきた。ひとつ疑問がある、あのいきつけの長浜ラーメン屋のこってりの中にある味のキレはなんだろう?