ミーラの気持ち

影を見つめるヒマワリ

咲いた花は今、首つって、ただただ、水分という水分を乾いた空気に放ち続けています。もう花を生かすのをやめた、切り裂いて、首をしめて、ぶらさげて、ただただ永遠にカタチが残るように、燃やすこともない、ギロチンでずたずたに切り裂くこともなく、ただ時と共にカタチになっていく、ドライフラワードライフラワー、乾いた花、もう水はただ花を腐らせるだけ、口にすることもなく、虫が花の代わりに噛り付くそんなエサをあげることもやめた、ただ時と共に、ドライフラワードライフラワー。セピア色のドライフラワー。ハートに付いた火ですぐに燃え尽きるドライフラワー。降り落ちる花びら、乾いた香り、それでも綺麗なドライフラワー