出陣

here-there2005-11-20

3人となった、今回のパーティはまず今晩の寝所へかけ込む、なんなく怪しまれることなく、チェックインを済ます、世界の山ちゃんが買い逃した、あのバッグ、よく強盗が持っているあのバッグのプーマデザインだ、これなら怪しまれないを買いにいった。
最後の晩餐の勢いで斉藤寿司へ、恐るべし、彼らは日本語をマスターしている日本人だった、逆に空気に呑まれそうになる。わかるいうことはおそろしいことなのだ。
厚切りの海鮮が旨くて殺されそうになる、大トロなんかは全員酩酊状態へ。意識すらトロトロ溶けだす、危険だ。あそこまでブツに拘っているのに何故か漬物はパックからだしただけの物だろう、あたりまえの味がした。
クロコダイルカフェは世にも有名な、グランジバンドの聖地。先ずは奥へ行き酒を調達、旨い旨いと意識が薄くなる、最初のバンド、Unnatural Helpersは短期集中だ、早漏であるがやはり音は破壊力がある、でもイケない。IQUは完全にテクニシャンである、テルミンの手使い半端ない、サイケである。テキーラと一緒に俺を殺しにかかってくる。
その後ハゲたおっさんや、ロンゲのおっさんがステージに上がってくる、なんだサウンドチェックかと思わせや音がでかい、あのおっさんたちはKinski。見た目的な期待を裏切られるが、GAPってのが今女のこのハートを射止めるらしい、ドブネズミが完全にやられる、Bassの女も突然、ヴァイオリンの弦を持ち出して、ツェッペリンばり、ハゲはフルートにエフェクターを繋ぎ、飛び道具で責めてくる、硬質な爆音ノイズにぶちのめされ、笑うしかない始末、アイオワからきたというおかっぱのおっさんはもう完全に彼らに心を奪われている、Kinskiはシアトル産の最高のエッセンスを搾り出し、ポップという媚を捨て、あの90年代初期の起爆をノイズと共に聞くものを圧倒する。
俺はそのあとある種の精神錯乱に落ちいり、最高の気分で寝ると、過去最高の思い出が夢となる。