西郷丼

here-there2005-12-05

降り続く雪が積もるにつれて、故郷への想いも積もるそんな毎日。建物が西洋式になろうとも、ただ、雪の白さはそんなものは埋め尽くし、白く塗りつぶして、ただ故郷の冬景色を作り出す。山に積もる雪ただそれだけで、ここが地球だと思わせてくれる。
青い地球は宇宙人、白い地球はここにおる男。
そんな雪景色に、気の合うやつと、サツマ汁に、マツタケご飯とレンコンの煮物がつくと、ただただ、生まれた街を思いだす。そんな白い景色も、夕焼けに赤く染まる空をみてると、一日の終わりに、ここでの生活の終わりすら重なり合う。
Sam Cookeが流れる部屋で、ノスタルジーのGが重くのしかかるが、何故か心は粉雪くらいふわふわと軽い、これからどこにいても変わっていける気がして、そんな変化が楽しみで、毎日はホントに気の合う人と一緒におれて、幸せなんだろうね、出会いに恵まれた。あぁなんだか、別れる時期もあるが、心の繋がりがずっと続くと思うと心は静かだ。
真っ白な世界はどこへでも行ける気がする、まだ何もなくて、足跡は残るけど、それで白い世界の限り道は生まれ続ける。