地球半周

正反対のもの、例えば光と闇が共存することによって、そこに真実が生まれるんだ。人間間ならそれを愛と呼んだり幸せと呼ぶこともあるだろう。アダムとイブは二人の人間だったんだけど、性別なんかなかった。ある日二人が男と女になった時に二人は正反対を向いて真実が生まれた。これが世界の始まり。始まりは終わり。でも地球は丸いから二人は反対を向いて歩き出して、また出会ったんだ。二人供疲れ果てていて年老いてもう男でも女でもない、ただの人間だった、そして笑顔で力尽きて死んだ。終わりは始まり。