ホシノタビオリジイ

ヒトは自由。孤独なほどに自由。自由という羽根があるのにも孤独という暗い闇。夜の星は過去。月は愛。決して掴めない、クリアにも見えない、ただ羽根を自由に、そのボンヤリとした光へ、飛び方はご存知?
重く魂の呼吸を圧迫する鎧や剣を棄てる、ふわりと、星への旅で出会う美しいものを外へ、どれだけ汚く見えるものも人々が目を背けるものも、それを生み出したものは、人々がが誰しもが持ちうる潜在意識に訴えかける。それを破裂させてしまった人を不幸だと人々は軽蔑し目を背ける。
星のメロディーは真空の中響いている、空気を通すのではない。無というメロディーが聞こえる。
行き場のない闇で踊る、心臓のビートに合わせ踊る。彗星の足跡を踏みながら。
自由は果てのない闇。白く塗り潰せ。浮遊する感覚から魚のように泳ぐ。飛べ、飛び下りた先に終りはない闇が待ってる、音速の中で意識の変性。堕ちるまま飛ぶ快楽へと。瞬きの目覚めは光の永眠。