KILL MY LOVE FUCK MY LOVE OFF

THE KILLS / No Wow http://www.youtube.com/watch?v=KXZk6IETaeg&search=the%20kills
これほどに裸で抱き合い噛み締め合う音に出会ったことはない。ビートがギターと絡み声と声がシンクロしてハートビートを掻き乱す。声はただただ無駄なものを削ぎ落とし意味までも、声が声が存在のみを伝える、言葉はただの声、意味はただのローション。こんなにエクスタシーを感じる音はない。
今朝弧高の葉は折れていた、開く前に堕ちていた、だから隣に刺してあげた、小さな大地に。それはもう狭い大地ながらも別の個体。何かを象徴しているように思えてならない。離れて根付く生命。
壊せるなら殺せるなら、やってみろよ?あんたの痛みや傷全て俺の心臓に、昨日尚も深まる黒さに意識は切れて、おぼろげた、深い闇のように眠りを誘った。アイツは何でも吸い込む黒い性器。俺には止められない、あんたの痛みであいつはエクスタシーを覚え、闇は光を発する。この黒い衝動をあんたがレンジで温めた愛と世間が謡うものと思うなら、簡単だろ?人形の首を折るほどに。殺すように黒い凶器であんたは襲ってきた、だがそれは黒にとってのエクスタシー。白い狂喜があいつをなだめ、牙を抜く。ヌクモリというレンジで生まれるような、死。レンジで猫は温まらず破裂して死んだ。
黒猫は、何を望む?何故飼い主は抱いてあげなかったのだろう?何故あんな機械仕掛けの愛に頼ったのだろう?体温で温めていた言葉、それが突如溢れだして、おまえを痛めつけた。言葉ではなかった、甘い蜜にまみれたナイフ、綺麗なナイフは痛みを伴わない、錆びたように甘いナイフが痛みを生み、膿みだされた凶器でで早く刺してくれ、声を持たぬ言葉などいらない。あんたの存在を懸けた声でこの黒い癌にナイフを。