積み木漁り

積み重ねられた、音の円盤を抜き出したら光が差し込んだ。これは?空白から突如として生まれた光、それはベルリンの壁が崩壊したときと似てる、失うこと、捨て去ること、ぽっかりと開いた闇へどうぞ、光さんおいでなさい♪
閃光と破裂、消え去るのならその眩い光の中へふわっと消えてゆきたい。灰も残せないくらいに、消えぬ想いもいっそ共に光の中へ。
写真が炎の中燃え上がっていくように、青い空、太陽、宇宙、星、そして果てへ導かれるように、ゆらゆら、じりじりと消えて、気流、重力と身を委ね、加速して、流れ星のように消えず、ただ光の速さへと。祈りを纏いこの星から消えていく。