ある日

真夏日と聞いて、ある日常を思い出しました。
もう二年も前の日々である。
広く青い空から焼け落とすような光が差し込んでいた午後、日陰に吹く風がとてもやさしくて、やわらかな青々とした芝生から、突然吹き出すスプリンクラー
はしゃぐ異国の言葉、怪物のように響くエンジン音。バスケットボールがコンクリートの上を跳ねる音。誰かの名前を呼ぶ声。
あぁ懐かしい。
見慣れた顔に会って、冷たく甘いシェイク飲んだり、コーヒー飲んだり、色々話した日々。
とても大切な思い出。
美しい日々。
それから二年。離れ離れになって、痛みを抱えたり、笑いながら、何とか生きてる。
あの幸せな日々を思い出せば、きっとうまくいくさ。また会えるよ。