ビバ明宏

なんかめでたいね。
酒はひでぇな。野蛮な血が騒ぐよ。2日とも酷い気分だ。
血が濁っていてそわそわする気分だ。
変な夢だった。
Aに会う夢、会えなかったんだけど。
ひょんなことから、俺はAにそっくりな女を好きになってた、Aに見た目そっくりで、俺達は最後、あいつがドラッグでラリって引き裂けた関係。
偶然あいつが入院した病室の番号を知るが、前日にその階が火災の為、別のところに移動。
その時にAの噂も聞いたんだ。
ジャンキーになった彼女に会うのは正直。気が引けるところもあったけど。会いたかったな。
俺はその道中に凄く綺麗な花を見つけたんだが。うまく写真に撮れなかった。あー夕日と同じで一瞬で色が変わってしまう花。
その前の日の夢も印象的だった。
何となく、世界の終わりの数日前って感じでさ。場所は海外っぽかったなシアトルとメキシコが混じったような。
だから仕事も、ある種の任務期間を終えてたような精神感覚で、ある女が泣きついてきたり。
この日も俺はジャンキーに遭遇してる、ジブラじゃないんだけど、ZEEBRAと俺が勝手に思いこんだ、彼が、こりもせず、cocaineかな、もう俺はどうせ死ぬ、コークでも決めるぜなんて当たり前のように、去っていった。俺も以前は彼とドラッグ回してた感じだ。
あいつエイズだったんだ。ってやりすぎだって、ちょっとやるせなかった。
そして世界が終わるなんて良いながら、パーティー会場へ。
あの20世紀少年のともだち集会みたいな、ある種の宗教のにおいのする会場。
キャバ嬢というより。いかにもコンパニオンという感じの女がついた。
顔立ちも悪くねぇけど、薄幸な空気が漂ってて、コンパニオンはストリッパーも兼ねてて、台の上じゃ踊りはパフュームみたいに機械的
なんかしみじみしちまったさ彼女達をみて。
また会おうなんてもう会う気はない。そんなことを口にして、気付けば南米っぽい山岳部にありそうな遺跡へ向かってた。
2日もドラッグが絡むなんてな、過去が変わってたよ。
人間思い込みで過去って変わるんだな。不思議だ。
そして俺はもう夢の中で空の飛び方を遂に体得している。
飛ぶっていうより歩くんだけどな。
何でタイトルが明宏かって、彼の正負の法則を読んだから。
負はこつこつと貯めておいた方が良さそうだ。
俺はどこで、負の貯金使いきってんだろ?
何人の悪魔と会ってきたのだろ?
俺も悪魔だろうな。
ったく彼女も実は男運ないよ。俺と一緒にいりゃあいいのに。
変な男ばかり寄ってきて、結局、いい男と引き裂かれてる。
最近の俺は女と運命のいたずらみたいに。一緒になれない。死、失業、引っ越し、嫉妬。