へちま

タイトルに意味なんかねえ。
こーすけとよっこが結ばれて良かった。俺もうまくいかねぇかな。
かれこれ時間の過ぎてく中で、彼女なしでも生きていけることは、当然のようにわかってる。
だって心臓は俺が動かしてるわけだし、腹が減れば自分で飯も食えるわけだし、自由な孤独を満喫できるわけだから。
でもさ、彼女なしの生活ってのは楽しむのが大変なんだ。
俺って凄く恋愛体質じゃないかと思う。多分そうだ。
よく結婚は幸せ二倍悲しみ半分っていうじゃん。そういう事で、彼女と一緒に笑えるって、ファッキンがつくほど最高なんだな。
旨いもの食べてもさ。旨いねって一言返ってくると、うん確かに旨いって二回感じることができる。
あと15分もすれば俺の23歳も終わるな。
あぁやっとだ。酷く辛い一年だったよ。って言えば嘘か。
凄く大切だった人と離れ離れになったのは約一年前。なんか肌で恋してたな。死の悲しみを、ひしひしと感じながら、波はひいていったな。
無理やり知り合った人の事は好きになれず、よく電話してくるキャバ嬢が急に気になり、気持ちが動き始めた頃、蒸発しちまったな。あと面白いキャバ嬢にもあったな。喧嘩になるくらいテンポの良い奴だった。
で、誰もちゃんと好きになれず。
俺は松本の飲み屋街に嫌気と、疲れを酷く感じ始めてて、何か建前とか嘘とか、飲んだくれの身勝手さとだらしなさ、疲れきったよ。
で、一目惚れされて、揉めて、好きになって、揉めて、離れて、今に至るのか。
今でも女を信じてねぇっていうか。人間不信的な感覚は根付いてるけど。信じたいと心から思える人なわけでね。
クソ、言葉がみつかんねぇよ。
じゃあな23歳。
24の俺と28のあなた、もう一度一目惚れできるかな。
生まれ変わるなんて待ってらんねぇし。
さぁ再開しよう。
それが俺の最高のバースデープレゼントになるから。